基礎知識
インター選びのよくある勘違い10選
「インター卒なら帰国子女枠」「無償化でタダ同然」「EALがあるから英語ゼロでも編入OK」——調査で出会った誤解を、実際はどうなのかと合わせて10個まとめました。先に知っておくと出願計画が変わります。
📖 読了目安 約5分

各項目の「実際は」は当サイトの調査記事に基づきます。制度・要件は変わるため、意思決定の前に必ずリンク先と公式情報をご確認ください。
① 「インター卒なら中学受験で帰国子女枠が使える」
実際は:原則使えません。 帰国子女枠は海外在住経験が要件のため、国内インターのみで育ったお子さんは対象外です(東大の帰国生選考は海外在住2年以上など)。かわりに国内インター生へ門戸を開く私立中高の国際生枠(渋渋・広尾学園・かえつ有明など)が現実的なルートです。→ 帰国子女枠と国際生枠
② 「無償化があるからインターもタダ同然」
実際は:効き方がかなり限定的です。 認可外プレスクールの無償化は3歳児クラスの4月から月3.7万円が上限で、保育の必要性の認定と園の適合証明書が条件。0〜2歳は住民税非課税世帯のみなので、1歳からのインターは原則満額自己負担です。→ 幼児教育・保育の無償化とは
③ 「認可外保育施設って、あやしい施設なのでは」
実際は:インタープレスクールの大半がこの正規の制度区分です。 都道府県への届出と指導監督の仕組みがあり、適合証明書のある園なら無償化や区の助成の対象にもなります。むしろ見学で「届出と証明書はありますか」と聞くのが正しい使い方です。→ 認可外保育施設とは
④ 「学費さえ払えれば大丈夫」
実際は:学費表に載らない出費があります。 名門校では施設拡充費・寄付金、ガラ(資金集めパーティー)、事実上組み込まれたサマースクールなどが年間200〜300万円の学費に上乗せされます。説明会では「学費以外の年間支出」を総額ベースで確認しましょう。→ 3つの壁と隠れコスト
⑤ 「親が英語を話せないとインターは無理」(逆に「どの園でも大丈夫」も勘違い)
実際は:園によって両極端です。 「保護者の英語力は問いません」と公式明記する園がある一方、親の英語力が公式の入学要件の園(Willowbrook・MST等)もあります。当サイトの判定では◎○の園が13校。園選びさえ間違えなければ日本語のみで完結できます。→ 親が日本語のみの現実度
⑥ 「入園はいつでもできる。思い立ったときに動けばいい」
実際は:先着順の世界です。 人気園は通年ローリング・先着順で、願書公開直後(前年6月頃の園も)が実質の締切。一方で全員が新規募集になる1歳台クラスは意外な穴場です。夏は見学休止の園があり、9月にツアーラッシュが来ます。→ ウェイティング&出願戦略
⑦ 「EAL(英語サポート)があるから、英語ゼロでも何年生でも編入できる」
実際は:EALは「基礎はあるが学年レベルに届かない子」を伸ばす制度です。 学年ごとに人数枠があり、サポートの上限がG8/9あたりに集中するため、中学以降の編入は高い英語力が前提になります。編入しやすいのは小2くらいまで。→ 途中編入ガイド(G8/9の壁)
⑧ 「インターの小学部に通えば義務教育はクリア」
実際は:多くのインターは一条校でないため、就学義務の履行になりません(文科省見解)。通わせること自体は可能ですが、6歳になる前に居住自治体の教育委員会へ事前相談しておくのが定石です。高校は義務教育でないためこの論点はなくなります。→ 就学義務とは
⑨ 「幼稚園は共働きには無理」
実際は:預かり保育が標準装備の時代です。 私立幼稚園の91%が預かり保育を実施し、当サイト調査でも18時以降まで預かる園が19園。無償化に加えて預かり保育の補助(月1.13万円)も使えます。→ 預かりが長い幼稚園の一覧
⑩ 「どの区に住んでも、かかるお金は同じ」
実際は:住む区で年間100万円規模の差がつきます。 認可外への独自助成は港区の月10万円から0円まで自治体でバラバラ。しかも園の所在地ではなく居住自治体の制度が適用されます。引っ越し予定があるなら園選びと同じ熱量で区選びを。→ 23区の認可外助成マップ
番外編:「ネットのまとめ記事は正しい」も勘違いです。 調査では実在しない学校・閉鎖済みの学校・移転前の住所が今も流通していました。→ 調査で判明した注意点まとめ

▶ 次に読む
0〜6歳の英語ロードマップ(園選びとどうつながる?)
「何歳から始めれば間に合う?」に、年齢帯ごとの英語環境の作り方と園選びの分岐で答えます。0〜1歳の耳づくりから、フォニックス、卒園後の「小1英語の崖」まで1本のロードマップに。
読む(約5分)→